2011 年にドイツ政府により発表された、第四次産業革命と訳される産業政策である、インダストリー4.0はドライシュテルン社にとっては、長年にわたる現実です。　ドライシュテルン社では これをロールフォーミング4.0、または短く、RF4.0と呼んでいます。　過去数年間の革新的な開発をご紹介してきたのちに、最新の進化のステップをご紹介できることを嬉しく思います。　ドライシュテルン社はもはや、必要に応じてワイヤレスまたはモーターでロール位置を調整できるインテリジェント スタンドについて「だけ」話しているのではなく、より進化したインテリジェント ロールフォーミングプロセスである、新しいアシスタンス システム、モーター駆動溶接テーブル、並びに新しく開発された矯正器等、さらに多くのマイルストーンを獲得しました。

DREISTERN アシスタンスシステム

インテリジェント ロールフォーミングシステムの最も重要な目標は、特別に統合されたセンサーと、それらから取得したデータを使用して、成形プロセスを より適切に制御することです。　これらの測定値は、アシスタンス システムの開発と実装に非常に役立ちます。　DREISTERN アシスタンス システムの最新情報にご期待ください。

モーター駆動溶接テーブル

ドライシュテルン社のインテリジェント モーター駆動溶接テーブルは、プロセスの負荷を個別に監視します。　たとえば、溶接シームの品質に影響を与えるストリップ エッジ間の距離に変化が生じたかどうかを判断します。　対応する負荷測定技術が溶接テーブルに組み込まれています。　これにより均一で平らな溶接シームを作ることができます。　溶接ローラーの自動調整機能に加え、溶接プロセスも継続的かつ高感度に監視することができます。　このようにして、お客様はいつでも、起こりうるエラーを迅速に特定、修正することができます。

DREISTERN インテリジェント矯正器 + 新しいアプリ

矯正器は、ロールフォーミングシステムで長い間使用されてきました。　その基本的な機能は、縦方向の形状偏差、特に水平方向および垂直方向の 反りや ねじれを補正することです。

ドライシュテルン社の新しいインテリジェント矯正器の目的は、生産プロセスの変化を即座に認識し、アクションの必要性をオペレータに知らせ、問題の原因に関する情報、および その問題を修正する方法を提供することです。　そして、ドライシュテルン社によるグリーンロールフォーミングに関する重要な側面は、スクラップの最小化という形での材料の無駄を回避することでもあります。

矯正器を制御するための専用アプリも開発されており、こちらもご紹介します。

新しいPLC

ドライシュテルン社は、ロールフォーミングシステム用に新しいプログラマブル ロジック コントローラを開発しました。　このように実行されたPLC の標準化は、最新のプログラミング方法によって将来のセキュリティを保証します。　新しいソフトウェアは保護されていますが、お客様は必要に応じて カスタマー インターフェースを使用して独自の拡張を実行できます。

プログラミング機能に加えて、HMI (ヒューマン マシン インターフェース) も改訂されました。　たとえば、HMI の画面には、人間工学に基づいた作業と直感的な操作を可能にする最新のアイコンとピクトグラムが採用されています。　さらに、最新のメンテナンスおよびサービス ツールが統合されており、安全装置概要がシステム レイアウトに個別に採用されているため、各お客様で安全装置が迅速に最適化できます。

ロールフォーミング4.0 というテーマの下に見られる技術革新に加えて、EuroBLECH では他にも魅力的で興味深い展示も行います。

後付け可能なスキンパススタンド

スキンパス冷間圧延鋼ストリップ材の主な目的は、高い圧延力の下で一定の温度を達成し、一定の厚さと滑らかなストリップ材表面を生成することです。　これは、精密形状の作成に絶対に必要です。　このプロセスにより、ストリップ材の品質が大幅に向上し、最終製品の機能が保証されます。

長年にわたり社内で開発および製造されてきたプロセス統合型のスキンパス ステーションに加えて、ドライシュテルン社は現在、様々な製品範囲に後付け可能なタイプもご用意しています。

コンパクトな設計に加え、自動板厚監視と指定された設定値の調整機能を備えています。　これは、開始時やロール表面 (Rz<1) に応じて、ストリップ表面粗さを改善し、また、ストリップの厚さ公差とプロセスの信頼性を向上させます。　最大5%のマテリアルゲインが可能です！

コンパクトベース

ドライシュテルン社の多機能ロール成形技術の使用も可能な、コンパクトで新しいベース構造の設計と開発により、価格を抑えたバージョンのロール成形機を提供します。

アップデートされたサービス4.0

技術革新の推進が一つの柱であり、既存のものを絶えず改善することも一つの柱です。　このためEuroBLECH では、サービス4.0の詳細を再度ご紹介し、お客様にとって より身近なものにしたいと考えています。

交換、改装、近代化、サービス。　これらはドライシュテルン社の多岐にわたるサービスをまとめたキーワードです。

早急に必要なスペアパーツでも、成形システムの大規模な近代化でも、ドライシュテルン社の目標は、ダウンタイムを可能な限り最小限に抑え、システムが望ましい品質と量を生産できるようにすることです。

ドライシュテルン社は 70 年以上にわたり、ロール成形プロセスの絶え間ない改善に取り組んできました。

EuroBLECH での個別のミーティングや展示にて、長年ご愛顧いただいているお客様や、これからお付き合いいただくお客様に、これらの見どころを ご紹介できることを幸せに思います。